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2008/10/20

大戸の影からセクシーなおねえさんは現われない

R0011177_s 先週の水曜日(15日)にS社のPR誌の仕事で、川崎市立日本民家園に撮影取材に行った。園の中ほどに五箇山や白川郷の合掌造りが集まっている場所がある。建物はすごくかっこいいし、豊かな緑に包まれた農村景観は世界で第一級のものだろうと思う。それなのに、なぜか心がときめかない。「いい年をしたおっさんが、古民家を見て胸がときめくもなにもないでしょう」と言われれば、それまでだが……。
それでも、おとといビデオ屋で借りた「ダブリンの街角で」という映画の古い街なみや、家のたたずまいには少し胸がときめいた。日本民家園との決定的な違いは、お酒が入っているということで、それは無視できないけどね。でも、ほの暗い照明に浮かび上がるダブリンの街の景観には、

圧倒的に「ストーリー喚起力」があるのだ。

R0011270_s なぜ、日本民家園には「ストーリー喚起力」がないのか。ストーリー喚起力がないというのは、ごくごく卑近な例で単純化して言えば「合掌造りの大戸の影から、ちょっとセクシーなおねえさんが少し困ったような表情であらわれて、僕と目があって、お互いそらせなくなってしまう」などということが、これっぽっちも頭に浮かばないと言うことだ。(もちろん、これだけではないですよ。僕の想像力の貧困さは、こんなレベルじゃあないですからね??)ダブリンの古い街なみならすぐに思い浮かぶのに……

日本の古民家のたたずまいはすごく興味深いし、外観もインテリアもかっこいいのに、何が違うのか。それはたぶん「今の時代に接続していない」ということなのだろうと思う。だからエジプトのピラミッドもインカのマチュピチュも、カンボジアのアンコールワットにも「ストーリー喚起力」はない。ローマ市内のコロッセオやフォロロマーノならある。京都の町家やブタペストの旧市街にもある。ブタペストに行ったことないけど。

「……で、それがどうしたの」

と言われると、先を考えるのがじゃまくさくなったので、ここでおしまい!!

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