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2009/04/16

いまさら「桜」でもないでしょう

R0012572_s たしかに「桜」の話は時期を逸している。先日来、パソコンをVISTAに移行して、あれやこれやの問題に時間をとられているうちに、時代はすでに初夏を目指していたのだ。それにしてもVISTAは、グラフィックのかっこよさとは裏腹に、恐ろしく使いづらい。特にオフィス2007ときたら・・・・・というようなことは置いといて、せめて今のうちに「桜」のことを書かないと、来年まで待たなくてはいけなくなってしまう。・・・・・ということで?4月4日の土曜日に目黒川添いをぶらついたことを思い出す。2週連続で出かけて、やっと巡り合えた満開の桜だ。しかし頭に残る印象は、ほとんど「人の波」。
(写真をクリックすると大きい画像がご覧いただけます。ただし京都ではありません。)

突然だが、桜と言えばやっぱり京都だ。

京都の中でも、極めつけは祇園白川添いの桜に決まっている、と僕は勝手に思い込んでいる。十数年前に、別のサイトにそのことを書いた。

けっこう酔っぱらっていたので印象は断片です。とにかく川沿いに桜が咲き乱れていました。川の両側には二階建ての京風の家屋が建ち並んでいて、みんな飲み屋みたいです。店の2階のガラス戸は開け放たれていて、オレンジ色の明かりの中で楽しそうに飲んでいる人の姿が見えます。ブロンドのきれいな外人のおねえさんが笑っています。サラリーマン風のおじさんが何か言って、まわりにいる人がわっと笑いころげています。(笑い声までは聞こえてきません)寿司屋から出てきた客に、送りに出た主人が「2軒目は、このあたりは高おすから、他に行きなはったほうがよろしおすどすえ」などとわけのわからん京都弁で喋っています。たぶん、わけがわからんのは酔っぱらってる僕のほうでしょうけど。
白川に橋がかかっています。有名な橋なんですけど名前は忘れました。調べるのが面倒だからこのままいきます。橋の上から流れを見れば、絵に描いたようにぼてぼてに花をつけた桜の枝がフレームに入ります。花びらが落ちて、水面を滑っていきます。艶やかです。華やいでいます。香り立っています。それでも、すぐ裏手には東山の暗闇がせまっています。これは、あくまで、そんな感じがするだけですけど。東京で飲んでいてもこんな気分は絶対に味わえません。

深い暗闇のすぐ横に異様なくらい華やいだ世界がある。

R0012562_s寺院の荘重な静けさの隣に、おそろしく艶やかな彩りがある。この感じがたまりません。びっくりするくらい「蘇州夜曲」気配です。エロチックです。暗闇に引きずり込まれる快感を際だたせるためにか、忘れるためにか、あざといほどに色めくものにのめりこんで、その瞬間に溺れる気分が、やらしくてかなしくてうれしくてサイコーといった感じです。文化とゆーものはほんしつてきにこーゆーものではないかとおもったりもします。(以上、たぶん12~3年前に書いたものより抜粋)

そんなことなどを思い出しながら、橋の上から目黒川を包み込むように咲き乱れる桜を見ていると、少し気分がよくなってきた。ただし、手に持つプラスチックのコップに入ったぬるくてまずいビールが、少し癪に障るけれど・・・・・。

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コメント

Lovely cherry blossom, I love Japan.

投稿: Uniforms | 2018/08/18 02:44

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